コラム

弁護士に相談したいことベスト3

弁護士は法律の専門家であり、法律問題を解決してくれるプロフェッショナルです。
もっとも、普段の生活からは馴染みがなく、敷居が高いと感じている方もいるかもしれません。
どんなことがあれば、弁護士に相談したいと思うのか、どんなときに頼りたいか、相談してみたい問題ベスト3をご紹介します。

■ベスト3 労働問題

近年、弁護士に対する相談事例として増加傾向にあるのが労働問題です。
労働問題の種類は幅広く、さまざまな相談が寄せられます。
企業などの雇用者と労働者の関係性は、雇ってもらい、給料をもらう労働者の立場が圧倒的に弱いです。
自分だけでは雇用者に立ち向かえない人が多いため、弁護士によるサポートを得ることが欠かせません。
不当解雇や給料や残業代の未払い、労災事故やオーバーワークなどに伴う自殺、パワハラやセクハラ問題など多岐にわたります。
いわゆるブラック企業問題の解決に、弁護士に相談したい人が増えてきました。
一方、新たなニーズとして生まれているのが、退職代行です。
退職するには、通常、上司などに相談し、退職願いを出して引継ぎなどをして辞めるという流れになります。
ですが、最近は自分で言い出せないとか、明日にでも辞めたい、今日仕事に行きたくないという若い世代などが増え、弁護士や弁護士事務所が提供している退職代行サービスを利用する人が増えているのです。
退職代行を利用すれば、上司や企業との交渉から手続きのサポートまでしてもらえ、その日のうちにすぐ解決がつくことが少なくありません。
費用はかかりますが、プロの手を気軽に借りられる、新たな時代のニーズを反映したサービスです。

■ベスト2 離婚問題

近年は夫婦の3組に1組が離婚するといわれ、日本でも離婚率が増えているのが現状です。
離婚は夫婦の話し合いにより合意ができれば、協議離婚が成立します。
もっとも、財産分与や養育費の問題などを後から揉めることやうやむやにならないように決めるためには、弁護士に相談し、離婚協議書を作成してもらうのが安心です。
離婚や親権で揉め、合意に至らない場合には、まずは家庭裁判所にて調停を受けますが、それでもまとまらない場合には審判離婚といって裁判所で判断をしてもらうことになります。
本人同士が出廷しても良いのですが、お互いでは感情的にもヒートアップしますし、顔も見たくないといったケースやDVなどで揉め、顔を合わせるのも避けたいケースもあります。
そのため、弁護士に依頼し、代理人として有利な条件で離婚が成立できるようにしたいと考える人が多いのです。
また、離婚後も養育費が支払われない、子供との面会を拒否されたなどで弁護士に相談し解決を目指すニーズも少なくありません。

■ベスト1 相続問題

相談したいお悩みの1位は、相続問題です。
高齢化により、財産の多寡にかかわらず、お悩みを抱える人が増えています。
どんなに仲が良い兄弟姉妹や親族でも、いざ相続が発生すると遺産分割で揉めるケースが後を絶ちません。
財産が多いご家庭だから遺産を取り合って揉めるのではなく、むしろ、財産が少ないほうが揉めるケースが多いです。
たとえば、遺産が自宅しかないのに相続人が3人いるとなれば、誰が自宅を相続するのか揉めることや1人はその家でそのまま生活したい、残る2人は売却して換金したうえで分割したいなど意見が割れてしまうことがあるからです。
相続発生後の遺産分割だけでなく、相続対策や生前贈与、遺言書について相談したい方の需要も増えています。
高齢化に伴い、自分の死後に残された家族が揉めないようにしたい、自分の面倒を看てくれた相続権のない息子の嫁や内縁の妻、家政婦などに財産を渡すにはどうすれば良いのか、といった相談例などが挙げられます。

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